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テレビのアンテナ工事とは?作業内容から依頼の方法まで概要解説

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新築戸建てを建てた際「アンテナはそっちで工事を依頼して下さい」と言われて「えっ!?何それ?」と思った事があるかもしれません。ここでは、「アンテナ工事ってどうすればいいの?」という方に向けて、アンテナ工事とはどういう内容の物なのか、概要を説明していきます。

 

アンテナ工事とは?

アンテナ工事とは、テレビを見る為に必要な電波を受信するアンテナ本体の設置及び、アンテナ本体と自宅内部のテレビ端子までをケーブルと各種周辺機器を使って繋ぐ工事になります。

アンテナには種類があり、設置したアンテナによって視聴できる内容が変わります。大まかには

  1. 地デジアンテナ:NHKや民放が視聴できる
  2. BS/CSアンテナ:衛星放送が視聴できる

の2種類に分類されています。

引用元:DXアンテナ公式HP

NHKや民放の視聴に必要な「地デジアンテナ」

NHKや各種民放番組は、地上デジタル放送と呼ばれ、東京スカイツリーや愛知県の瀬戸デジタルタワーなど、全国各地にある送信所から電波が送られています。スマホなどと同様に、目には見えない電波をアンテナがキャッチする事で、テレビが見られるようになります。
この地デジ用の電波を受信する為に必要なのが、地デジアンテナで、上記画像のように魚の骨のような形をした物(UHFアンテナ)や、箱型の物(デザインアンテナ)があります。
地デジの番組を見る為には、これらの地デジアンテナを自宅の屋根上や外壁などに設置する必要があります。

衛星放送に必要な「BS/CSアンテナ」

地デジとは違い、宇宙の衛星軌道を周回している衛星から電波を受信するのが、BS放送やスカパー・WOWOWなどのCS放送です。それらの電波を受信する為に必要なのが、上記画像のようなパラボラアンテナで、BS/CS110度アンテナなどとも呼ばれます。
BS/CS放送はチャンネル数が非常に多く、NHKの受信料を払えば無料で見られるものと別途契約が必要な有料放送が混在しています。また、対応するチャンネル別に必要なアンテナが分かれています。2018年12月よりスタートしたBS 4K8K放送も、専用の周波数に対応したBS/CSアンテナで受信します。

新築戸建てでは、宅内配線までをハウスメーカーが行う

新築戸建ての場合、各部屋のテレビ端子に繋がる建物内部の配線は、ハウスメーカーや工務店が行います。ただ、テレビは地デジの他にもBSやCSなど、人によって見る番組が異なり、選択肢が非常に幅広い為、受信機であるアンテナ本体の設置・工事はその住宅に住む家主が自分で行うのです。

 

どうすればテレビが見られる?アンテナ工事の概要

このように、テレビを見る為にはアンテナが必要で、それを設置する作業を「アンテナ工事」と呼びますが、いざ「アンテナを建てよう!」となっても、自分でイチから設置作業が出来る方はほとんどいません。
厳密に言えばDIYでも可能なのですが、求められるスキルが非常に高く、専門知識も必要な為、通常はアンテナ工事専門の業者にお金を払って工事してもらいます。

テレビのアンテナ工事は、主に下記の業者に依頼します。

  • 家電量販店(ヤマダ電機、エディオン、ヨドバシカメラ等)
  • ホームセンター(コーナン、カインズ、ビバホーム等)
  • 地元の電気店
  • アンテナ工事専門店

これらの業者に「テレビ用のアンテナを建てて欲しい」と依頼すれば、アンテナ工事を行う事が出来ます。ただ、テレビのアンテナ工事は、同じ内容の工事でも依頼する業者によってかかる費用が大きく異なりますので、余計な出費を抑える為には、どこに依頼すれば良いのか、きちんと知っておく必要があります。

アンテナ工事はいくらかかる?費用・相場

  • 地デジのみ設置:33,000円~(税込)
  • 地デジ+BS/CSアンテナ(4K8K対応):55,000円~(税込)
  • 地デジ+全衛星対応(BS CS スカパープレミアム)アンテナ:55,000円~(税込)

※工賃・部品代等、全てコミコミの総費用目安です
※地方ローカル局は電波が安定しない地域も多く、別途地デジアンテナを追加する(2本建てる)ケースもあります(+1万円程度)

アンテナ工事を業者に依頼すると、大凡の目安として上記の料金がかかります。ただし、アンテナ工事は自宅の形状・周辺環境によって、必要な部品等々がそれぞれ異なり、一般的な相場が見え辛い事から、知識のない一般消費者から相場よりも高い料金を取る業者が多いのも事実です。それだけにどこに頼むか慎重になる必要があります。

アンテナ工事でオススメの依頼先

アンテナ工事でオススメの依頼先はアンテナ工事専門業者です。家電量販店やホームセンターは全国的に名が知られていて一見安心感がありますが、実際の施工は下請け業者(地元の電気店)が行う為、サービスの質にバラつきが大きく料金も高めです。また、施工までの段取りも無駄に多い為、オススメできません。

下記では、都道府県別にオススメのアンテナ工事専門業者をご紹介していますので、アンテナ工事を依頼したいという方は、是非参考にしてみて下さい。

関東地方のオススメ業者

・東京都 ・神奈川県 ・埼玉県 ・千葉県 ・茨城県 ・群馬県 ・栃木県

東海地方のオススメ業者

・静岡県 ・愛知県 ・岐阜県 ・三重県

関西地方のオススメ業者

・大阪府 ・京都府 ・兵庫県 ・奈良県

九州地方のオススメ業者

・福岡県 ・熊本県 ・長崎県 ・佐賀県 ・大分県 ・宮崎県 ・鹿児島県

アンテナ工事の依頼の仕方・流れ

アンテナ工事を業者に依頼したい場合、下記の手順で進めていくのがベストです。

  1. 問い合わせ前に見たい番組を整理しておく(アンテナ本体の種類が変わる)
  2. 設置場所や外観の希望も整理しておく
  3. 1と2を予め整理した上で、業者へ見積もり依頼の問い合わせ
  4. 希望と合致する業者に現地調査を依頼(要・立ち合い)
  5. 現地調査後、最終見積もりの確認
  6. 問題なければ正式契約・施工
  7. 料金の支払い

テレビのアンテナ工事を依頼する際には、予め自分の希望を整理しておくことが重要です。自宅の状況やご自身の希望は、業者側は分かりませんし、それによって工事内容・見積もり金額が変わります。
アンテナ工事では「追加料金は発生しますか?」という質問がよくあがりますが、追加料金が発生する理由のほとんどは、事前のコミュニケーション不足・ご自身の希望が整理できていないケースです。
BSやスカパーなどの有料放送を全く見ないのに、よく分からずBS/CSアンテナを付けてしまう、本当は地方ローカル局を見たかったのに見られない、外観を損なうような工事をされてしまった、などという事がないように、自身の希望と流れを把握してから業者へ問い合わせをしましょう。

 

アンテナ工事って何をする?作業概要

ここからは実際にどんな作業を行うのか、施工の概要をお伝えしていきます。

※音が出るので注意してください

アンテナの設置場所

  • 屋根上
  • 外壁の高所
  • 屋根裏
  • ベランダ

テレビのアンテナは主に上記の4カ所に設置します。地デジ用のアンテナは屋根裏などの隠れた場所にも設置できますが、BS/CSアンテナは屋外でなければ電波が受信できません。
それぞれの自宅の電波状況によって設置場所が変わりますので、必ずしも希望通りの場所に設置できるわけではない、という点は覚えておきましょう。

電波状況の調査

引用元:Asunaro-net

アンテナ工事を行う際、まずはアンテナの設置場所を決める為の電波調査を行います。専用のレベルチェッカーを使い、最適な設置場所を決めていきます。
外観に関係する「屋根裏施工」「デザインアンテナの使用可否」などは、この電波調査の結果によって決まります。ご自宅の電波状況次第では必ずしも希望通りの場所に設置が出来るわけではありません。

土台の固定作業

設置場所を決めたら最初に行うのが、アンテナ本体を固定する為の土台の設置作業です。設置場所により使う部品・形状は異なりますが、屋根や壁などにビス止め・アンカー打ち・コーキング等を行い、固定していきます。

アンテナ本体の設置・角度調整

土台が設置できたら、アンテナ本体を仮止めします。テレビの映り具合を決める角度調整を行いますが、ここでも電波状況を見る為のレベルチェッカーを使います。また、その数値によって、ブースター等の周辺機器が必要かどうかも判断していきます。

ケーブルを繋ぐ

引用:アイダ設計の注文住宅で平屋を建てたまとめ

次にアンテナ本体から室内のテレビ端子までを同軸ケーブルで繋ぎます。この際、通常は自宅の外壁に設置されている引き込み口(電線やネット回線なども繋ぐところ)まで接続します。
自宅内部の配線・分配器の設置などについては、家を建てたハウスメーカーや工務店が行うケースが多いのですが、稀にそうではない場合もあり、その際はアンテナ工事業者が宅内配線も行う事もあります。そうなるとアンテナ工事の料金が1万円前後高くなるので、宅内配線の状況は、予めハウスメーカーに確認しておくと良いでしょう。

アンテナの最終調整・テレビ映りの確認

最後にアンテナの方角を修正・調整し、実際にテレビに繋いで映りを確認します。ここまでが、アンテナ工事の実際の作業内容になっています。

アンテナ工事のDIYについて

アンテナ工事に特別な資格は必要ない為、DIYも可能です。費用面でも、全ての機材を自分で手配すれば、業者に頼むよりも1~2万円程度はコスト削減が可能です。
ただ、それらは上記の作業に必要な工具や機材を全て持っていて、かつ使い方が分かっている事が前提で、決して日曜大工感覚でやれる作業ではありません。
また、アンテナ工事は高所作業となる為、落下して命に関わる大怪我をするリスクがある点も忘れてはなりません。

当サイトでは、アンテナ工事のDIYをオススメする事はありませんが、もしも興味のある方は、下記記事を参考にしてみて下さい。

テレビアンテナは自分で取り付けできる?アンテナ工事のDIY

 

ケーブルテレビやひかりTVでも視聴できるがコスト安はアンテナ

テレビを見る為には、アンテナを建てる以外にもJ:COMなどのケーブルテレビや、ひかりTVなどがありますが、料金面の比較では圧倒的にアンテナ工事の方がお得です。詳細は、下記記事をご覧ください。

アンテナ・ケーブル・ひかりTVを徹底比較

スカパーやWOWOWなどの有料放送をどうしても見たいという方以外は、新築戸建てでテレビを見る際にはアンテナ工事をしておけば問題ありません。

 

アンテナ工事の概要 まとめ

  • 新築戸建てではテレビを見る為にアンテナ工事が必要
  • アンテナ工事は家主が自分で手配する必要がある
  • アンテナ工事は業者によって料金が大きく変わるので専門業者を選ぼう
  • DIYは要スキル・リスクともに高
  • CATVやひかりTVよりもアンテナ工事の方がコストは安い

以上がアンテナ工事の概要となります。アンテナ工事業者をお探しの方は、下記を是非とも参考にしてみて下さい。

関東地方のオススメ業者

・東京都 ・神奈川県 ・埼玉県 ・千葉県 ・茨城県 ・群馬県 ・栃木県

東海地方のオススメ業者

・静岡県 ・愛知県 ・岐阜県 ・三重県

関西地方のオススメ業者

・大阪府 ・京都府 ・兵庫県 ・奈良県

九州地方のオススメ業者

・福岡県 ・熊本県 ・長崎県 ・佐賀県 ・大分県 ・宮崎県 ・鹿児島県

また、筆者は実際にアンテナ工事を依頼した経験がありますので、こちらの体験記も是非とも参考にしてみて下さい。

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