デザインアンテナとは?メリット・デメリットや価格など
テレビのアンテナというと、骨のようなものというイメージが浮かぶ方が多いです。
このアンテナは八木式アンテナといい地デジの電波を拾うためのものなのですが、新築でアンテナの設置を考えている人などでは、設置したら家の見た目が悪くなりそう…と、敬遠される方も多くアンテナではなくケーブルテレビなどの導入でテレビを視聴している方もいます。
しかし、地デジの電波を拾えるアンテナは八木式アンテナだけではありません。
人気が上昇しているデザインアンテナというアンテナは、建物の外観を損なわずに設置することが出来ます。
- デザインアンテナの特徴
- デザインアンテナのメリット・デメリット
- デザインアンテナの値段
この記事では上記についてご紹介していきます。
デザインアンテナとは?
デザインアンテナとは、地上デジタル放送テレビの受信用に主に屋外に設置するテレビ用のアンテナです。これまでテレビアンテナと言えば、魚の骨のような形をした八木式アンテナで受信するものでしたが、2012年頃からより洗練されたデザインのアンテナが、外観を気にする需要に応える形で登場しました。
現在はマスプロ電工、日本アンテナ、DXアンテナといった国内3大メーカー全てから発売されていますが、中でもDXアンテナの製品がカラーバリエーションも多く人気を博しています。
デザインアンテナはどこに設置するの?
薄く細長いボックスのような形状をしたデザインアンテナの設置場所は、主に屋根上・外壁・屋根裏・ベランダとなります。
従来の八木式アンテナが屋根裏か屋根上設置しか出来なかったところ、家の外壁にも設置できるようになった事から、綺麗な一軒家の外観を損なわず設置する事ができるようになりました。
BS・CS放送は受信できるの??
残念ながらBS・CS放送とは受信形態が異なり、デザインアンテナ1基ではBS・CS放送は受信できません。地デジとBS・CS放送両方を受信したい場合には、デザインアンテナの他にBS・CS用のパラボナアンテナを別途設置する必要があります。
デザインアンテナのメリット・デメリット
- 見た目がおしゃれで設置しても目立たない
- 八木式アンテナと比べて故障のリスクが少ない
デザインアンテナのデメリット
- 八木式アンテナと比べると電波の受信感度が低い
- 八木式アンテナより価格が高い
デザインアンテナのメリットは、何と言っても見た目のスタイリッシュさにあります。特に新築一戸建てを建てたばかりの方に需要が高く、外観が非常にスッキリする為好まれています。
また、八木式アンテナの屋根上設置の場合、カラスなどの鳥による破損や雪の重みによる破損、台風など強風の影響でアンテナが落下してしまう、といった被害がありましたが、形状からそういった被害を受けづらく、設置後に故障しづらいのも特徴です。
一方、デメリットは八木式アンテナと比べて受信感度がやや低い事と価格が高めという点です。
価格については次項で説明致しますが、受信感度が低い事から設置場所を選ぶという特徴があります。
地デジアンテナの電波の受信は、市区町村単位での受信可否よりもご自宅の周辺環境の方が大切です。例えば、家の目の前に高層マンションがあったり、電波を通しにくい竹林があったりすると、電波塔から十分に電波が届く範囲であっても受信が乱れることがあります。
デザインアンテナは特に壁面やベランダに設置する際、屋根上に比べて高さが取れず、その分周辺環境の影響を受けやすくなるため、場合によってはデザインアンテナを設置できないということもあります。
デザインアンテナの設置費用と相場
- デザインアンテナのみ設置:38,500円~(税込)※工事費用込
- 地デジデザインアンテナ+BS・CSアンテナ:55,000円~(税込)※工事費用込
デザインアンテナの設置工事を業者に依頼した際の費用と相場は上記の通りです。(ブースター込みの金額で、ブースターが必要ない場合は料金が10,000円ほど下がります。)
では、デザインアンテナ単体を自前で購入した場合はどうかと言うと、ヤフオク等のネットオークションを利用すれば1万円前後での購入が可能となっています。
「それなら自前で設置した方がお得じゃない??」
と思われたかもしれません。しかし、アンテナ工事の場合、自力設置が難しい特有の事情があります。次項で詳しくみていきましょう。
デザインアンテナはDIYで設置できる??
商品単体なら1万円で済むところが業者に頼むと3万円以上、それってちょっと高くない??と思いがちですが、そもそもデザインアンテナを設置・取り付けするためには以下の作業が必要になります。
- デザインアンテナを固定する為の器具
- アンテナ固定の為の工具
- 電波受信状況を観測する専用の受信機
- それらを適正に取り扱う技術
- 受信した電波を適正値に増幅するブースター(とその取り付け)
- 複数の部屋でテレビを見る場合には分配器の設置・取り付け
- 適切なケーブル選びと取り回し
これらが全て自力で出来るという方で無ければ、デザインアンテナは勿論、テレビアンテナをDIYで取り付けることは出来ません。
特に受信機能が八木式アンテナと比較してやや弱めのデザインアンテナの場合、電波を測定する受信機は必須です。
また、壁面設置・屋根上設置ならば壁・屋根に固定の為の穴を開ける電動ドライバーなども必要ですし、ブースターにも種類がある為、適正な物を選べるかも大切で、それは分配器も同様です。
何より、テレビアンテナの設置は高所作業となる為、DIYには危険が伴います。万一屋根や脚立から落ちてケガをしてしまっては本末転倒ですし、素人工事でアンテナが落下して隣家や通行人に被害を与えてしまった、なんて事になれば目も当てられません。
テレビアンテナの設置・取り付けは、高い技術と専門の道具、そして安全性が求められる工事です。
個人的にはDIYでの設置は1から調べなければ何をどうしていいか分からないような方には無理だと思いますし、全くオススメしません。
「アンテナ工事 DIY」で検索をするとそれなりに工事例は出てきますが、あくまでも機材や施工に自信がある方向けの方法ですね。
では、DIYがちょっと難しいとなると業者に頼むしか選択肢はないのですが、どういったところに頼めばよいのでしょうか。次項で見ていきましょう。
デザインアンテナの工事・取付はどこに頼むのがベスト?
デザインアンテナに限らずですが、地デジアンテナ工事は主に以下の業者に頼む事ができます。
- 大手家電量販店
- 大手ホームセンター
- 街の電気屋さん
- ネット系アンテナ工事専門業者
まず結論から言いますと、この中で圧倒的にメリットがあるのがネット系アンテナ工事専門業者です。
大切な自宅に設置する工事ですから、重要なのは
- 価格
- 安心感、信頼性
- スピード感
といったところかと思います。
まず、価格についてですが、ネット系業者が最も安いです。これは、私が実際に多くの会社から見積もり依頼をして比較・体験した流れをご覧頂きたいと思います。
次に安心感・信頼性という点ですが、ヨドバシやビックカメラ、ヤマダ電機などの大手家電量販店、スーパービバホームやカインズホームなどの大手ホームセンターなら安心と思いきや実はそうではないカラクリがあります。
アンテナ工事に関しては、大手は施工を下請けに出しているという事情があります。自社スタッフではなく下請けとして提携している地域の電気店などに作業を任せているわけですから、工事当日になるまでどんな方が施工にくるのか全く分かりません。決して大手だから安心とは言えないのがアンテナ工事業界の特殊なところです。
そして、スピード感という点でもネット系業者に優るところはありません。街の電気屋さんや大手家電量販店などは、原則として現地確認を一度した上で最終的な見積もりを出します。それまでは概算しか価格を出してくれない為、工事に至るまでに2度、在宅で時間を取る必要があるのです。
一方、ネット系業者の場合、経験豊富なところならば現地調査をせずともネット上の依頼だけで見積もりを出してくれるところもありますし、現地調査も在宅している必要がない、といった形でお客のことを考えてスピーディな対応を取っています。
とは言え、ネット系業者と一口に言っても非常に多くの会社があります。大手家電量販店と違い名前を聞いたことも無い業者がほとんどでしょうから、どこを選べばいいのか。以下に上手な業者選びのコツをお伝えします。
ネットの評判を鵜呑みにしない
アンテナ工事業界は、ネット系業者が工事の受注を競い合っているのが現状ですが、大変残念な事に口コミや評判・ランキングなどを集めたサイトはハッキリ言っていい加減なものばかりです。
私は実際に自宅の施工をした時からこのサイトを始め、その後少々業界の裏事情を知る機会もありましたが、口コミ・評判サイト、ランキングサイトの中でも「情報ソースがハッキリしていないもの」は全て業者サイドの仕込みサイトと考えて間違いありません。口コミもライバル業者を蹴落とす為にある事無い事、業者が書き込んでいるのが実情です。
要するに、他社を貶め、自社の宣伝を行いたいだけのサイトばかり、ということです。
勿論、自社のHPにお客さんの自筆アンケートなどを載せているようなモノは信用に値すると思いますが、出所もよく分からない情報は全くアテになりません。
中には自社HPで他社の名前を出して貶めているようなところもありますが・・・正直そういったところは会社の倫理観を疑いますし、私なら確実にそんな所にはお願いしません。
必ず複数から見積もりを取ろう
複数から見積もりというと少々面倒に感じるかもしれませんが、ネット系業者の良いところとして、24時間ネット上からテンプレートで見積もりを依頼できます。
まず、そこで価格の比較をすることは勿論、その際最も見て頂きたいポイントは業者の対応です。メール・電話、それらの事前交渉の段階で、ある程度相手の人となりを見ておきましょう。
アンテナ工事の場合、価格の他にも万一の保証についても多くの業者がカバーしていますが、保証内容など細かい内容についてしっかり事前に説明しているかどうかもポイントです。
また、電波測定に関しては、時間が許すならばデザインアンテナの場合は特に事前調査を行ってもらうのが一番です。電波調査だけでお金を取るところは基本的にはありません(そういったところは選ばなくてOK)。ちょっと裏技的にはなりますが、事前の電波調査も複数に依頼して、その時の対応を見た上で最終的に決める、というのも一つの手です。
いずれにしても、10年に一度やるかやらないか、というアンテナ工事の場合、そのぐらい丁寧に業者を選ばないと、中には相場とかけ離れた高額な費用を要求されることも少なくありませんので、業者選びはくれぐれも慎重に行って頂きたいと思います。
デザインアンテナの口コミ・評判
にしてもデザインアンテナって偉大だわ。全然アンテナ感無い。
— だいごろう (@sticrar) 2019年2月25日
テレビアンテナの設置終わった
八木アンテナと違ってデザインアンテナは全然目立たないわ
— まロい (@maroi1075) 2019年2月19日
てっきり魚の骨的な昔ながらのアンテナになるんかと思ってたのに、デザインアンテナになった!
小さい箱みたい。 pic.twitter.com/U9FcssJP36— GH (@00G0H00) 2017年11月20日
壁面デザインアンテナ。 pic.twitter.com/F18xzkBmhW
— やまざきると (@yamazakilt2016) 2017年10月6日
夫が普通のアンテナじゃなくてデザインアンテナを選んだのでMXの入らない今の角度が最善らしい。多分隣の家は見れてるんだろうなぁ。
— itoe。 (@crimsonhatter11) 2017年9月22日
最近、こういうデザインアンテナってのもあるんですね!
風の煽りを受けにくそう♪ pic.twitter.com/BHiWMIniTC— こうくんぱぱ (@koukunspapa) 2017年8月29日
ちゃちゃっとアンテナ工事してもらった。デザインアンテナとブースター、工賃込で43200円でした。一応今回見積もり取った3業者の中では最安で、勝手に希望アンテナ変えたりせずちゃんと電波強度もはかってくれた。
— ママころR (@daiouikaring) 2017年8月25日
今のご時世、屋根の上に付ける八木式アンテナより箱みたいなデザインアンテナが主流らしい。
早速デザインアンテナを付けたらTXが通る度にテレビ画面がチラつくという悲劇…。— clockwork (@ishimarl) 2017年6月3日
ようやく地デジアンテナがついた。TVあまり見ないけど、旦那様の職業柄ないといけない我が家。BSは入りが悪いと業者の方の勧めでつけなかった。デザインアンテナ希望したけど、付ける位置的に普通のとあまり変わらないタイプになるからと安いプランを勧めてくれた。全体的に親切な業者さんだった。
— RIKO@この世界の片隅に (@jbandmonica) 2017年4月10日
アンテナ設置だけでなく、不具合がある場合もプロが解決します!明朗会計で事前見積も行えるので追加料金の心配もご不要です!『みずほアンテナ』では大手企業なので実績多数で安心感があり、地域最安値にも挑戦しているのでとてもリーズナブルな価格で依頼することができるおすすめの業者です。\\ アンテナ工事最安値挑戦 //
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