新築一戸建てを購入した際、テレビを見る為にはアンテナを建てるか、ケーブルテレビ(CATV)やひかりTVなどに加入する必要があります。とは言え、一口にテレビと言っても、地デジやBS番組の他、CS(スカパー、スカパープレミアム、WOWOW)、ケーブル独自チャンネル、ビデオオンデマンドなど、ユーザーの選択肢が多数あります。
新築の場合、家主がどんなテレビを見るか、ハウスメーカーや工務店は分かりませんので、施工業者は宅内設備を整え、あとは家主が自分でアンテナを建てる・ケーブルテレビに加入する等を選択する必要があります。
ここでは、大分県のテレビ事情に合わせて、アンテナ工事・ケーブルテレビ・ひかりTVのどれがお得なのか、視聴スタイル別に徹底的に比較していきます。
※ケーブルテレビは市区町村単位で対象事業者が分かれています。
※ケーブルテレビは、大分県内最大手のJ:COM大分を比較対象としています。
※フレッツテレビ、ソフトバンクTV等、光回線事業者が提供するテレビサービスは、ひかりTVの基本契約(地デジ+BS)とほぼ同一と考えて問題ありません。
地デジだけ視聴できれば良い方向け比較
まず、テレビはNHK等の地デジ放送さえ映れば良い、BS/CS放送は必要ない、と言う方はアンテナ工事一択です。なぜなら、ケーブルテレビ・ひかりTVはともに地デジとBS放送がセットになっている為、地デジのみ視聴するという選択肢が無いからです。
地デジアンテナのみの設置費用・相場
税込30,000円~35,000円(新規設置・ブースター込みの総費用目安)
※ブースターが不要のケースでは15,000円程度安くなります
大分県でアンテナ工事を行っている業者をお探しの方は下記ページもご覧ください。
⇒【2019年版】大分県のアンテナ工事 費用と相場 オススメ業者7選
地デジのみならNHKの受信料も安い
地デジだけの視聴には地デジアンテナを設置すれば良いだけで、NHKの受信料も安くなります。
地デジのみ(地上契約):1,137円~1,275円(税込)
地デジ+BS(衛星契約):2,015円~2,220円(税込)
※月額料金は支払い方法により変動します。
また、後からBS/CSアンテナを建てる事も勿論可能です。工事費用は別途かかりますが、とりあえず地デジだけ、というのも選択肢としては十分アリでしょう。
受信障害地区の場合(難視聴エリア)
大分県内の市街地・住宅街は基本的に大分市内テレビ中継所を始めとする地デジ電波の送信塔から電波が送られており、アンテナでのテレビ視聴が可能です。しかし、山間部にお住まいのケースや周辺環境に問題があるとアンテナでの受信が難しいケースがあります。
そのようなケースでは、各エリアのケーブルテレビ会社が通常とは別の契約として安価に地デジ・BS放送が見られるよう特別契約を用意しています。
アンテナでの受信が難しい場合、難視聴エリア認定があるかどうか、ケーブルテレビ会社に確認してみましょう。
地デジ+BS(4K8K含む)だけで良い方向け比較
ここでは、地デジ+BSが見たいWOWOWやスカパーなどのCS放送は特段必要ない、と言う方向けに比較をしていきます。
アンテナ工事は地デジ+BS/CS工事 60,000円+ネット回線4,000円/月 |
※上記は執筆時(2019年)に調査した際の料金で計算しています。現在の料金設定は異なる場合がございますのでご利用の際は必ずご自身でご確認下さい。
まず、J:COMで地デジ+BSを視聴する為には、ネット回線とセットのプランに加入する必要があります。
その為、ネット回線は自由に選べるアンテナ、ひかりTVにもネットにかかる費用を加えて比較したところ、初期費用こそアンテナ工事が高いものの、ランニングコストの差で2年後にはJ:COMより費用差は逆転し、ひかりTVも5年後には逆転しています。10年後で比較すると総費用の差は最大26万円強となりました。
※そもそもJ:COMには地デジとBSだけというプランが無く、CSかビデオオンデマンド(VOD)のどちらかがついてきてしまいますので、料金が高いのは当然です。
テレビは地デジとBSだけで良いと言う方の場合、ケーブルテレビやひかりTVを利用するメリットはありません。
もしも今後CS放送を見たくなった場合、BS/CSアンテナが建っていれば、スカパー・WOWOWと別途契約する事でいつでも視聴可能です。
⇒【2019年版】大分県のアンテナ工事 費用と相場 オススメ業者7選
NHK受信料は別途必要
NHK受信料はどの形でも衛星放送契約(2,064円~2,520円/月)が必要です。J:COMでは団体一括支払い契約が使えるので、アンテナ・ひかりTVよりも月額300円ほどお得になりますが、アンテナ・ひかりTVとの費用差をひっくり返すには至りません。
BS 4K8Kについて
すでに始まっているBS4K放送については、アンテナ・ケーブルテレビ・ひかりTVのどれでも見る事が出来ます。ただし、下記のような条件があります。
- いずれも4K8Kに対応したテレビ本体+テレビ内蔵型か外付けのチューナーが別途必要
- J:COMは、4Kチューナーのレンタルが自動的に付帯(料金に含まれる)
- ひかりTVは専用チューナーを購入(5,379円~)もしくはレンタル
アンテナ工事の場合、4K8K対応のブースターや分配器等を用意する必要がありますが、新築戸建てに地デジ+BS/CSを設置する場合、標準工事で4K8K対応となっているケースが多いです。ただ、工事業者によっては非対応の工事を行うケースもありますので、この点は予め確認しておきましょう。
CS放送が見たい場合に抑えておくべき基本
- CS放送はアンテナ工事・ケーブルテレビ・ひかりTVの全てで視聴可能
- ケーブルテレビやひかりTVのCS放送はアンテナよりチャンネル数が少ない
- ひかりTV・J:COMにはビデオオンデマンド(VOD)がある
- ひかりTV・J:COMには少数だが独自チャンネルがある
- ひかりTV・J:COMは複数部屋での視聴に別途専用の機器が必要
アンテナ工事、ひかりTV、ケーブルテレビの比較で最も難解なのがCSを見る場合ですが、その前にそれぞれに上記のような違いがあると言う事を踏まえた上で比較をしていきましょう。
広く浅く色々なCS放送を見たい場合
まず、ジャンルに偏りが無く様々なCS放送を幅広く見たいと言うケースを想定して比較をしていきます。※いずれも地デジ・BSは視聴可能
コスト比較
費用シミュレート条件
ひかりTVはテレビおすすめプラン(56ch+VOD)
J:COMはスマートお得プラン1G(58ch+VOD)
アンテナはスカパーの基本プラン(50ch)
広く浅くCS番組を見る上では、ひかりTVがコスト面では最も良い結果となりました。
ひかりTVはインターネットの光回線が必須という導入条件がありますが、VODサービスもあり、スマホやタブレットなどのデバイスでもアプリをインストールすればテレビが視聴できるという点もメリットです。とにかく色々見てみたい方は、ひかりTVがオススメです。
尚、このプランで視聴できるチャンネルはそれぞれで異なるので、下記にてご確認下さい。
⇒ひかりTV テレビおすすめプラン
⇒J:COMチャンネル一覧はこちら
⇒スカパー 基本プランの番組表はこちら
見なくなった時のランニングコストに注意
CS放送で気を付けなければならないのがランニングコストをムダに払い続けることです。CS放送を実際に視聴してみたら思ったほど興味を持てず、いつの間にか地デジ・BSしか見なくなるというケースは少なくありません。
その場合、ひかりTVやケーブルテレビには地デジ・BSだけの視聴にも月額料金が永続的にかかると言う点は考慮しなければなりません。
ひかりTVはプランの選択肢が少ないのが欠点
ひかりTVは広く浅く見ていく分には良いのですが、特定のジャンルに特化した契約プランがありません。プランが分かりやすいというメリットはあるものの、全く見ないチャンネルが必ず発生し、その分の費用も支払い続ける形になるデメリットもあります。
アンテナはCSをいつでも解約・契約が可能
自由度が最も優れているのはアンテナ+スカパーというスタイルです。スカパーとの個別契約では、番組1つから契約が可能で、いつでもプラン変更・解約が可能です。基本プランに含まれる中から10チャンネル・5チャンネルをそれぞれ自由にチョイスする廉価なコースもあります。視聴スタイルの変化に最も柔軟なのがアンテナ工事と言えるでしょう。
まとめ
CS放送の様々なチャンネルを長期間見る事が前提ならば、ひかりTVがオススメです。一方、途中解約をしたり、見るチャンネルが後々限定される可能性がある場合には、アンテナ+スカパーでの視聴といった形が結果的に低コストになりやすいのも確かです。
子どもの独立や仕事・生活環境の変化によってもテレビを見る形は変わっていきますので、数年先を見据えた上で最適な視聴方法を選択してください。
CSの見たいジャンルが決まっている方向け比較
CSを見たい方の場合、特定のジャンルに好みが偏っている事も多いのではないでしょうか。ただその場合、単純な料金比較は不可能です。と言うのも、映画なら洋画か邦画か、スポーツなら野球かサッカーか、と言ったようにジャンル内でも好みが更に細分化されており、全てのパターンを網羅する事が不可能だからです。
また、特定ジャンルのヘビーユーザーの場合、費用面よりも常に・確実に見られるかどうか、という点も大切だからです。
そこで、ここでは、各ジャンル別にオススメの視聴方法と限定的ではありますが費用の比較を行い、その内容を解説していきます。
スポーツ
スポーツジャンルの場合、現在最も視聴に適しているのはCS放送ではなくVODサービスのDAZNです。プロ野球・Jリーグ・欧州サッカーを始め、バスケ・アメフト・テニス等多数のジャンルをライブ・見逃し配信のどちらでも見る事ができ、オリジナルの特集番組も充実しています。
一方、CS放送は放映権の関係上かなり弱い番組構成になっています。
オススメはアンテナ工事+DAZNとの契約
スポーツジャンルを見たい場合、オススメの方法はアンテナ工事で地デジ+BS/CSアンテナを建てた上で以下の方法でDAZNをテレビで見られるようにする事です。
- DAZNアプリをテレビ本体に落とせるスマートテレビで見る
- AmazonFireTVで見る
- Chromecastで見る
- PS3 PS4 XboxOneで見る
- iPhone iPadをTVに繋いで見る
- PCの画面をテレビにHDMI出力し見る
- AppleTVで見る
DAZNはひかりTVでも見る事ができますが、DAZNとの別途契約(有料)が必要で、その点はアンテナ工事と変わりません。地デジ・BSを見る為に月額料金がかからないアンテナ工事の方がコスト面では上です。
DAZN以外のスポーツならアンテナ+スカパーの単チャンネル契約
では、DAZNに無いジャンルのスポーツを見たい場合ですが、これはアンテナ工事を行った上で、放送されているチャンネルを単体かプランでスカパーと契約するのがオススメです。
スポーツは放映権の移り変わりが激しい点にも注意
スポーツの場合、放映権の関係でコロコロと視聴できる媒体が変わります。WOWOWで見られた物がスカパーに移ったり、スカパーやWOWOWからDAZNに移ったり、これらは年単位で変わる為、継続的に特定のジャンルを見る為に大事なのはどのような形になっても対応できる形にしておくことです。
ひかりTVやケーブルテレビはその点で融通が利きません。どちらもスカパー・WOWOWの全チャンネルをカバーしているわけではないので、どのプランを選んでも見られない場面が必ず出てきます。その為、アンテナ+個別契約、と言う形が最も視聴しやすい環境と言えます。
映画
映画ジャンルの場合、コスト面ではアンテナ工事+スカパーかひかりTVがほぼ互角という結果になりました。映画関連のプランの中でも最も安価なプランでの比較です。映画内で特定のジャンルに特化しておらず、色々な映画をとにかく見たい方の場合、初期費用を抑えたいならひかりTV、長期間視聴が前提ならアンテナ+スカパーがオススメです。
映画内でジャンルが偏っている場合には、個別契約がオススメ
映画の中でも「邦画しか見ない」「ハリウッドしか見ない」「時代劇しか見ない」等の偏りがある場合には、アンテナ工事+スカパーでチャンネル個別契約がオススメです。例えば日本映画専門チャンネルだけの契約なら700円/月で済み、アンテナ工事の方がトータルでコストが下がります。また、契約内容に縛りが無くいつでも契約内容を変えられるのもアンテナ+スカパーの強みです。
映画はDVD/ブルーレイで見る方がコストは安い?
ただ、映画の為だけにスカパー・ひかり・ケーブルなどを契約し月額料金を支払い続けるのは、コスト面だけ見れば決して安いとは言えません。毎月必ず10本以上の映画を見るという方以外は、アンテナ工事+映画はツタヤやゲオなどのレンタルで、と言う形の方がコストは安くなるでしょう。
音楽
- スカパーは音楽セットbeat4 HD
- ひかりTVはテレビおすすめプラン
- J:COMはスマートお得レクト(音楽・アニメ)プラン
音楽ジャンルは、ひかりTVとアンテナ工事+スカパーがほぼ互角。J:COMはチャンネル面でもコスト面でも劣る結果になりました。スカパーとひかりTVのチャンネルの違いは以下の通りです。
スカパー
ひかりTV
J:COM
メインと言えるスペースシャワーとM’onに関してはどちらもカバーしている為、音楽ジャンルに関してはアンテナ工事+スカパーとひかりTVに大きな差はなく、強いて言えば他のCSも見られるひかりTVが有利とも言えます。
ただ、スカパーはいつでも解約が可能な一方、ひかりTVは音楽番組を見なくなっても継続的に料金はかかる為、長く見るか定かでない場合には、アンテナ工事+スカパーの方が良いでしょう。
アニメ・キッズ
スカパーはわくわく!アニメセットHD
ひかりTVはテレビおすすめプラン
J:COMはスマートお得レクト(音楽・アニメ)プラン
アニメジャンルにおいては、費用面ではアンテナ工事+スカパー、チャンネル数ではJ:COMとひかりTVが1ch多いと言う結果となりました。ただ、ひかりTVやJ:COMは動画サービスの方でも不定期でアニメ放送があるだけにこのジャンルに関してはどこが優れているとは言えない状況です。
また、アニメは地上波放送⇒再放送がCSへ、といった流れが多いので、新作アニメを重視するならCS放送をあえて契約する必要はなく、その場合はアンテナ工事で地デジをカバーし、CSで見たいアニメが放映される時のみ契約(放送が終わったら解約)という形が最もコスパは高いでしょう。
国内・海外・韓流ドラマ
スカパーはドラマセットHD
ひかりTVはテレビおすすめプラン
J:COMはスマートお得セレクト(ドラマ)プラン
ドラマジャンルは国内・海外・韓流とジャンルが分かれますが、総合的にカバーできるプランを比較しました。単純なコスト面ではひかりTVが優れている結果となっています。
スカパーではこの他に「韓流セット」と言う韓流ドラマやKBSなどのニュースチャンネルなど、韓流に特化したセットもあるのですが、こちらは月額6463円とかなり高額なプランとなっています。
ちなみに、韓流ドラマはBS NHKでもよく放送されている為、よほどディープな視聴者でない限りBSだけでも色々なドラマは視聴出来る為、その場合にはアンテナ工事が最もコストは安くなります。
その他(公営競技・エンタメ等)
アンテナ+スカパー | ひかりTV | スターキャット | |
囲碁将棋チャンネル | 〇 | 〇 | 〇 |
MONDO TV | 〇 | 〇 | 〇 |
サイトセブンTV | 〇 | 〇 | × |
パチテレ | 〇 | 〇 | × |
釣り | 〇 | × | 〇 |
競馬 | 〇 | 〇 | 〇 |
ボートレース | 〇 | × | 〇 |
競輪 | 〇 | 〇 | 〇 |
オートレース | 〇 | × | × |
アダルト | 〇 | 〇 | 〇 |
歴史 | 〇 | 〇 | 〇 |
ナショナルジオグラフィック | 〇 | 〇 | 〇 |
ディスカバリーch | 〇 | × | 〇 |
アニマルプラネット | 〇 | × | 〇 |
※上記は多くが有料オプションの為、対応状況のみ表示しています。
上記のニッチなジャンルは個別のプランが無いケースが多く、費用比較よりも対応状況を提示しています。いずれにしても、CS放送の大元がスカパーで、ケーブルテレビもひかりTVもチャンネル単位で購入・配信という形な以上、全対応はアンテナ工事+スカパーとなります。
後々視聴しなくなる事も考慮すると、ひかりTVやケーブルテレビは地デジとBSの為に継続的な月額料金が発生する為、アンテナを建てる方が利便性は高く、結果的に費用削減に繋がる可能性は高いでしょう。
また、いずれのジャンルもYoutubeで遅れて無料配信されていたり、楽天TVのようなペイパービュー方式で1動画単位での購入が可能なケースが多い為、あえてCSを選択する必要はなくなりつつあるのが現状です。
インターネットとテレビのセット契約が危険な理由
テレビとは直接関係ないものの、ひかりTVはインターネットの光回線が必須の為、ネットにかかる費用は無視できません。また、J:COMはどのようなプランであれネットとのセット契約がベースとなる点もテレビの視聴環境を選択する上でのポイントです。
インターネット回線の業界は競争も激しく、5Gを始めとする新しいサービスが登場したり、乗り換えでキャッシュバックが受けられたりします。インターネットを賢く安価に利用する為には、適時乗り換えられる環境にしておく方が費用面でお得なケースが多いのですが、テレビとセット契約になってしまうと切り替えが難しくなるケースが発生します。
インターネット回線とテレビの契約は、切り離した形にする事を強くオススメします。
自宅の外観が優れているのは?
ここまでの比較では多くの要素でアンテナ工事に軍配が上がりましたが、アンテナの唯一の欠点と言えるのが外観です。上記画像のような魚の骨のような形をしたアンテナを八木式アンテナ(UHFアンテナ)と呼びますが、せっかくの新築物件にこれを建てたくない、という方も多いはず。
ケーブルテレビは同軸ケーブル、ひかりTVは光ケーブルをそれぞれ電線等と同じように宅内に引き込むだけなので、外観がスッキリするのはケーブルテレビとひかりTVの方で間違いありません。
ただ、アンテナにも様々な種類や施工方法があり、外観を良くする方法もあります。
まず一つ目の方法はデザインアンテナを使用する事です。地デジ用のアンテナにはいくつか種類がありますが、上記画像のような箱型のタイプもあり、カラーバリエーションもある為、これらを使えば八木アンテナよりグっと外観が良くなります。
もう一つの方法はアンテナ本体を屋根裏に収納する事です。全ての住宅で可能なわけではありませんが、屋根裏に設置すれば外からは完全に見えなくなりますので、外観を損なう事もありません。
但し、BSアンテナは室内では電波が遮られまず受信できません。屋外に設置する必要があります。
尚、デザインアンテナ、屋根裏施工どちらも電波状況に左右される為、全ての住宅で可能な方法ではありません。自宅の住所以外にも周辺環境も大切で、住宅一軒一軒で状況が異なりますので、気になる方は一度、アンテナ工事の専門業者に問い合わせてみる事をオススメします。
⇒【2019年版】大分県のアンテナ工事 費用と相場 オススメ業者7選
消費税とランニングコストは直結する
2019年10月に10%への引き上げられた消費税は、今後も上がり続ける事が予想されています。ひかりTVやケーブルテレビ、スカパーのように継続的に料金を支払う契約の場合、消費税増税=ランニングコスト増です。
アンテナ工事は一度建ててしまえば地デジ・BSの視聴に料金は発生せず、これは長期的に見た時に大きな費用差を生みます。
また、生活環境・仕事環境の変化などで節約が必要となった時、スカパーの個別契約を削ることは出来ても、ひかりTVやケーブルテレビは解約するとNHK等の地デジすら見られなくなってしまうのは困りもの。そういった柔軟性の有無についても、考慮しておくべきでしょう。
大分県のケーブルテレビ会社一覧
J:COM(大分ケーブルテレコム) | 大分市、由布市の光エリア・津久見市・豊後大野市・玖珠郡九重町 |
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大分ケーブルネットワーク | 大分市 明野団地とその周辺地域 |
東大分システム | 大分市(旧佐賀関町内および坂ノ市、大在地区 |
中津市ケーブルネットワーク | 中津市内の一部地域(三光、本耶馬渓町、耶馬溪町、山国町) |
東九州放送(宇佐CATV局) | 宇佐市 |
国東市ケーブルテレビセンター | 国東市(武蔵町・安岐町向陽台地区を除く) |
豊後高田市ケーブルネットワーク施設 | 豊後高田市 |
杵築市ケーブルネットワーク(杵築ど~んとテレビ | 杵築市 |
CTBメディア | 別府市、速見郡日出町 |
KCVコミュニケーションズ | 日田市の一部地域 |
日田市情報センター(水郷TV) | 日田市の一部地域 |
豊後大野市ケーブルテレビ(J:COM業務委託) | 豊後大野市 |
臼杵ケーブルネット | 臼杵市(津久見島、黒島除く) |
ケーブルテレビ佐伯(CTS) | 佐伯市 |
ここのえケーブルテレビ(KCT) | 玖珠郡九重町全地区 |
たけたケーブルテレビ | 竹田市 |
まとめ
大分県内の戸建てでテレビを見る場合、多くのケースでアンテナ工事+CSはスカパーという形の費用が安く、利便性でも優れています。CS放送を長期間手広く見るならひかりTVも良いケースがあります。ただ、難視聴エリアを除きケーブルテレビ(J:COM)にはメリットがあまり無いと言えるでしょう。
テレビを見る為の方法は様々ですが、あなたの視聴スタイルに合わせて最適な環境を整えましょう。